rewritemath's blog

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会話が続く人と続かない人の違いはどこから来るのだろう

会話が続かない。誰しも抱える悩みではないだろうか。というか、誰しも抱える悩みであってほしい。私だけが悩んでいたんだとしたら惨めな気分になるじゃないか。

 

さて、「会話が続く」というのはどういった言葉と意味が近いだろうか。

 

  • 聞き上手
  • 話していて落ち着く
  • 物腰が柔らかい
  • 会話が弾む

 

並べて見てみると、話が続く人というのは、他者を尊重する人であったり、他者が発言するのを妨げない人であったりするということが分かる。

会話が続くことは、よい印象を与えるということがわかる。では、なぜ会話が続くのはよいことなのだろうか。これを考えることで、会話の目的を見出し、その目的を達成するにはどういった会話が望ましいのか考える助けとしよう。

 

そこで、なぜ人は会話するのかを考えてみる。

 

  1. 人に自分の意見を伝える、意思の疎通
  2. 人に話すことで、他者の視点を得る
  3. 人に話すことで共感してもらい、気持ちが楽になる

 

主に会話は、この三種類のどれかに当てはまると考えてよいと思う。では、それぞれ効果を見ていこう。

 

1.人に自分の意見を伝える、意思の疎通

これは、人間関係を円滑に進める目的がある。利害が一致している場合、助け合うことができるし、利害が一致していない場合は早々にそれを判断して、その人との関わりを避けることができる。

幸い、人は沢山いるので、利害が一致する人はだれか見つけることができるだろう。利害が一致する人と行動を共にすることで、お互いの利益になる。

人間関係は、お互いの利益になる取引ができる人と関係を持つのがよいから、その助けとなるのが会話ということだ。

 

2.人に話すことで、他者の視点を得る

これは、自分が直面しているなんらかの課題を解決する際に役に立つ場合がある。もちろん、これで助けてもらった場合は、何かお返しをするといいだろう。物で返すのでもいいし、この後で書く3で返してもいい。お互いに知見を交換することで互いの利益になる場合もあるだろう。

自分では思いつかなかった解決が見つかったら、自分は得をする。

 

3.人に話すことで共感してもらい、気持ちが楽になる

これは、自己肯定感や社会的欲求を満たすのに有用だ。共感してもらうのが効果的みたいだ。人は、自分の考えが人と違うと、脳がストレスを感じるようである。人に同意してもらうというのは、嬉しいこと。話を聞いてくれていると思えば、自分は尊重されている、自分はその人に親切にされる価値がある、と感じるだろう。

 

 

では、双方にとって理のある会話とはなんだろうか。

 

人に親切にすると、自分も気分がいいなら、双方が会話で利益を得たことになる

相談する人と、相談されたことを嬉しく思う人ならいい関係だと言える

 

話を聞いてあげれば、その人から好意を持ってもらえる、それが嬉しい

 

 

一方で、会話をするのにはもちろんコストもかかる。無駄に時間をかけて話をされたり、愚痴を聞かされたりしてストレスになった経験がある人も多いだろう。

 

利害関係として、総合的に会話の結果会話が双方にとってプラスになる人とかかわるのが望ましい。

(というか、そういう関係を友達って言うんじゃないのか…)

 

ではここからは、自分が一方的に利益を得るような会話をしてしまっている人が、どううやったら相手に利益を渡せるのかを考えよう。

 

そのためにまず、相手がその会話で何を求めているのかを考えよう。1か、2か、3か。どれが目的なのかによって、良い会話の応答というのは異なる。

 

そして、冒頭に書いた通り、相手が話すのをしっかり聞くようにしよう。相手の会話を遮らないで、相槌を打ち、(同意か、相手の言ったことを復唱するのがいい。)意見や言いたいことを引き出せるように話のつながる質問も挟む。

 

そして大切なのが、「会話が続きやすい言葉」を使うことだ。断定をできるだけ避けるのは勿論の事、相手が色々な解釈をできる言葉を並べる。話を続けるためには、その言葉とつながる会話が多くなるような言葉を選ばなくてはいけない。

 

余談になるが、知っていることであっても知らないというのは話を長くするテクニックの一つらしい。相手が説明を面倒がってしまう場合は逆効果だが、「~って知ってる?」と得意げに聞いてきたときなんかはとにかく知らないと言えば、その分話は長くなる。興味があるかのように装うのが大切だ。

 

「うるせぇ!キャバクラとか、スナックとか、ホストクラブとか、私はそういう役目を負いたいんじゃねぇんだよ!」

 

こういう声が聞こえてきそうだが、話を聞くのにもコストがかかっている(商売になるくらいに)ということはどこかで心の片隅に置いておくといいかもしれない。