消費電力(カロリー)対決!プロ棋士と将棋ソフトの対決は、どちらが勝つのか!
導入
よく見る主張である、
「消費カロリーをコンピュータ側が揃えて、その上で対戦すべき」というもの。なるほど。それなら人間も勝てそうだと思うかもしれない。
だが、私の記憶だとそういった話が出たところでいうと、
カワンゴさんがそういったのに対して平岡さんが、それで比べることに意味はないとか反論していた記憶がある
まぁ、立場の違いである。興行的に盛り上げるなら人間がちょうどいいくらいの戦いをしないといけない。
研究目的としては、双方全力を出してどちらが強いのかはっきりさせるべし。
しかし、当時と比べてコンピュータはかなり強くなっている。当時より1000くらいはレートが上がっていると考えられるだろう。
いまどきのスマホ、ハイスペックのものなら、いま出回っているMacBook Air程度の性能がありますから、今回の電王トーナメントのPCの1/4程度のnpsは出るようです。これは多めに見積もってもR400程度のダウンで済みますから、スマホ向けのチューニング一切しなくとも、ponanzaならR3400付近(推定)、魔女(やねうら王)+Apery最新評価関数でR3200付近なのではないでしょうか。
引用元
やねうら王がスマホで遊べる時代に?! | やねうら王 公式サイト
2016年九月時点での、やねうら王開発者の磯崎さんの概観を確認するとこんな感じです。
ShogiDroidというAndroid用のアプリで、やねうら王(思考部)+elmo(評価関数)で遊べるようになったらしい。最新のスマホで動かせば恐らく名人を超えている。スマホ用の将棋ソフトが名人を超えるの、予想以上に早かったな…。https://t.co/5RtWmqhavV
— やねうら王 (@yaneuraou) 2017年5月10日
elmo時点ではこういった見解。
ちなみに、この話題で出ているelmoのレートと、現在最強ソフトとの差が…
約200もレート差が既にあるなんて…
WCSC28ではもっと高いレートのソフトがザクザク出てくるんでしょうね…
ところで、スマホの消費電力をカロリー換算すると、人間の消費カロリーよりも少ないのかという話。
(データを集めながら、実はこの記事、二番煎じなのではないかという話になってきている…
将棋の消費カロリーは何ワット? : コンピュータ将棋基礎情報研究所
)
ここによると、(便乗)概ね人間が将棋を指すのに使うカロリーを電力換算すると50W。
高い処理能力と省電力という両立が難しい課題について、大変興味深かったのは、Snapdragon 835との動画再生時やベンチマーク実行時の電力消費量のモニタリングのデモだ。動画再生では、Snapdragon 835が平均2000mW以上を消費しているのに対し、Snapdragon 845では平均1600mW程度に改善されていることがわかる。
さらにベンチマークアプリ「GFXBench」の実行時では、Snapdragon 835が平均3780mW程度を消費するのに対し、Snapdragon 845は平均2950mW程度に抑えられていた。電力消費量のグラフを見ると、波形の山のでき方も異なっており、電力を消費していない谷の部分ではSnapdragon 845はきれいに平らになっているが、Snapdragon 835は途中で負荷がかかっている状況が見て取れる。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1802/16/news050.html
なるほど、。
なるほどぉ…
Snapdragon845というのは最新のスマホのCPU(計算機だと思ってもらって)です。名人を超える将棋ソフトを動かすには十分でしょう。しかし、素晴らしい消費電力性能ですね。
え?充電にはもっと使う?発電の熱量と比べて計算しろ?
ところで脳の消費電力だけを考えたら、とか色々ありますが
まぁね、確かにそういう意見もあるかもしれませんけれど、そもそも比べることに意味なんてないでしょう。
競輪選手をお呼びして、漕いで貰ってその電力でスマホを動かすとか、太陽光で名人を倒すとか、そういう興行もありなんでしょうか(知らんけど)
結論!
最近のスマホの消費電力性能ってすごい!